せんだい探偵小説お茶会

Sendai Reading-Party of Mystery

月別: 2014年2月

12th event

第12回 せんだい探偵小説お茶会主催

(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)


イーデン・フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』(創元推理文庫)
               &
      江戸川乱歩『緑衣の鬼』(創元推理文庫)       読書会

せんだい探偵小説お茶会では、3月23日(日)に第12回読書会を開催します。今回の課題本はイーデン・フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』の江戸川乱歩『緑衣の鬼』2冊です。

今回は翻訳ミステリーが課題本となります。

参加条件などは全くございませんので、少しでも興味がございましたら、気軽にご参加いただけると嬉しいです。

赤毛のレドメイン家-緑衣の鬼

 

2014年は『色』をテーマとして課題図書を選定しているせんだい探偵小説お茶会。
今回は「赤」と「緑」です。
・・・「緑」はグリーン家で使用済みですが、メインは「赤」ですので、問題ありません!

それでは、今回のホストからの紹介文を掲載させていただきます。

<ホストからの紹介文>
———————————————————–
 かつて江戸川乱歩が黄金時代ベストテンの第1位に据え、ヴァン・ダインが英 国の推称9傑作中に掲げ、さらには、かのボルヘスも世界文学100選 に取り上げたという、輝かしい経歴をもつ『赤毛のレドメイン家』。

 わが国では昭和10年の初訳以降、8人の訳者による17種もの邦訳テキストが提供されてきましたが、いま現在、いずれも新刊書店からは姿を消しています。 まばゆいばかりの高評価は、昔日の夢に過ぎないのか?

 夢の名残りを横目に見つつ、とらわれない心で改めてこの大古典を読んでみた いと思います。付け合せに、同作に対する乱歩のオマージュともいえる『緑衣の鬼』を併読します。赤と緑のカラフルな取り合せをお楽しみく ださい。両作とも初めてという方は、必ず『赤毛』→『緑衣』の順序で読まれるように。

 テキストは両作とも一応、創元推理文庫版を指定しますが、調達が難しい場合 は他の版でもかまいません(ただし児童書は除く)。

 なお、当日赤いカツラや緑色のお召し物を着用してこられても、参加費免除の 特典はありません(福島方面に向けての私信)。
———————————————————–

絶版本は課題図書に選ばないようにしていたのですが、今回ばかりは「色」という
テーマにここまでマッチする作品を取り上げない手はない!ということで
課題図書に選定させていただきました。

図書館や古書店等で調達頂きますよう重ねてお願い申し上げます。

■日程:2014年3月23日 15時30分~17時30分(途中退室可)

■会場:戦災復興記念館 4階第5会議室
(青葉区大町2丁目12番1号)

■参加費:一般 500円、学生 無料(会場費、諸経費等)

■持物:イーデン・フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』(創元推理文庫)
    江戸川乱歩『緑衣の鬼』(創元推理文庫)
    ※テキストの出版社を記載しておりますが、他出版社でも問題ありません
    ※各自で必要に応じて飲み物をご持参ください。(会場内に飲み物の準備はございません)

■申し込み:氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.comまでご連絡いただくか、Twitterにて@sendaimysteryまでリプライまたはDMを送ってください。

※携帯メールは受信できない場合があるようです。主催者側から返信の無い場合は、お手数ですがPCメールで再度ご連絡ください。

これまでの読書会でも、様々な年代・性別の方にご参加いただいております。ぜひ気軽にご参加ください。

また読書会終了後には懇親会を予定しておりますので、お時間のご都合がつく方は、こちらにもぜひご参加頂ければと思います。

10th Report

第10回 せんだい探偵小説お茶会主催

(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)

ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』(創元推理文庫)読書会レポート

 

執筆者:暮尾

せんだい探偵小説お茶会は、課題図書に「グリーン家殺人事件」を選び、一月十九日、市内のとある一室で、開かれました。
新年一回目から参加していただいた皆様、まことにありがとうございました。残念ながら都合が合わなかった方、次回以降の 読書会でお待ちしております。
さて、今回の読書会を一言で表すなら、「グリーン家は、いかに解体されたか?」でしょうか。
色違いだろ!などといったお叱りを承知で続けますと(笑)、ミステリとしての完成度から、心躍ったシーン、矛盾点に、ジュブナイル版 や、後に発表された他作家の作品との相違、関連まで幅広く、活発な議論が交わされ、ミステリ初心者の方はもちろん、マニアの方にとっても、有意義な時間であったように思います。
「初めて買った文庫本が、グリーン家で……」、「初めて読んだのが、小学生(中学生)の頃で……」という方もいらっしゃり、今回の読書 会に向けての再読で、初読の際とは、異なる 感想を抱いたとの声も。
おやつを頬張り、和気あいあいとした雰囲気の中での、それぞれの踏み込んだ主張は、『読者の挑戦』を境に、数々の謎が積み上げられた事件という山(ある意味、ヤマですね)を論理的に崩す、解体していく探偵の推理のよう でもあり、それでいて、独自の主張が飛び出すこともあるのですから、読書は一人でできますけれど、読書会は、やはり大勢で行うのが楽しいですね。
作家によっては、いまだに新版、新訳が出てこない作品もある中、それでも多くの翻訳作品が本屋に並んでおり、いずれこの「グリーン家」 も、姿を変え、新たに出版されるかもしれません。
人間関係と同じく 、どの本を手にするかは、縁があるか、ないかで決まってくるのかもしれませんが、翻訳作品も含め、小説を読むという行為は、その人の心を潤し、記憶に残るものだと個人的には思います。
そういう体験を、一冊でも多くしたいと思えた今回の読書会でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

[Top]